私が教室運営において最も重視していること、それはスクールカルチャーを育むということです。

例えば外国人の方が日本を評価する際、治安の良さや衛生面の清潔さがよく挙げられますが、これは罰則や厳しい管理の結果だけで成り立っているものではなく、日本人が持つ“文化”という無形の財産による影響が非常に大きいのではないでしょうか。

究永舎はおそらくこれまで通塾生の方から「厳しい塾」だと評されたことはないのではないかと思います。

実際、週の通塾回数・時間・宿題は少なく、提出課題などもゼロです。仮に宿題テストで0点を取っても叱られることすらありません。また何時から何時まで勉強しなさいという強制も一切ありません。

しかしそれでもこれまで多くの生徒さんが、仮にある日の宿題テストで0点をとっても次週は100点を取ったりなど、時間はかかっても少しずつその意識を変え、テストや入試前になると凄まじい自習量で志望校への合格を勝ち取られました。

なぜそうなるのか?というと、これはひとえにこれまで通って下さった塾生のみなさんが年々築いて下さったスクールカルチャーによるものであると私は思っております。

究永舎では「しなければいけないからする」・「大人から指示され、やらされる」という文化よりも「そうするのが普通だからそうする」という文化を採用しております。

そしてそういった教室を、お子様の成長を気長に見守られる保護者様、すなわち、お子様に自分でできることは自分の責任のもとで自分でやり遂げて欲しいと願われる保護者様に教室をご利用頂いてきたことで、究永舎は今現在に至っております。

管理されることで成功を収めた人物や、今現在、人から管理されている真っ只中だからこそ成功を収めている人物というのはおそらく皆無なのではないかと思います。そう考えると、管理とはおよそ成功の対局の象限に存在する概念であると言えるのではないでしょうか。

こういった私の考え、究永舎という塾の文化に全ての方から共感頂けるとは思いません。しかし、これまで同様、究永舎の文化がお子様の社会人に至るまでの成長に必要だとお考え下さる保護者様や、「そうするのが普通だからそうする」の文化の中で受験勉強に励まれることが一番合っている中高生の方は毎年確実におられると思います。

もしよろしければ一緒に成長していきましょう。